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 ご 挨 拶
           第 10 代 学 校 長  佐  藤  宣  弘 
 昭和25年(1950年)に日本大学世田谷教養部付属世田谷高等学校として産声をあげた学び舎は、昭和36年に校名を日本大学櫻丘高等学校と改め、今日まで50年の年輪を重ねてまいりました。
 その年輪に触れるとき、雨の日も風の日も、また雪の日もあったであろうと、幾多の先人の労苦と慈しみに対し、筆舌に尽くせぬ思いでいっぱいでございます。本校発展のためにご尽力賜りました方々に、改めて畏敬の念を抱くとともに、若輩者の私は頭を垂れるばかりで、その年輪を受け継ぐ重責をひしひしと感じております。
  50年の歴史を振り返るとき、本校の特色の一つに男女別学があります。別学は、男子と女子の生徒が、少し距離を置いた中で、互いを磨き合うという教育的観点から、これまで名実ともに大きく育ってまいりました。
 しかし、時代の流れとともに、本校にも少子化の波が押し寄せてまいりました。なんとしても、これを食い止めなければなりません。その対応策の一つとして、男子と女子が一緒の教室で学び合い、互いを高め合う、男女共学に教育方針を転換する、との結論に達しました。今や女性の活躍は、学問やスポーツの分野は言うに及ばず、航空宇宙の分野に至るまで目覚ましいものがあります。50年目の節目にあたり、櫻丘をより魅力的な学校にするため、既存の殻を打ち破り、平成13年4月(2001年)から、男女共学を実施することに致しました。この先は、男子も女子もモラルを乱すことなく、お互いを認め合いながら、ともに向上していくことを切望いたします。
 50周年という年輪を、一回りも二回りも大きくしていくため、関係各位のご理解とご助言を賜りたいと存じます。
 2000年の幕開けに、50周年を迎えることができたという喜びを、心から祝し合い、教職員一同、意を新たに邁進してまいりたいと念じております。

創設50周年をお祝いして
                 前後援会会長 弦間 孝俊

 創設50周年を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。
 日本大学櫻丘高等学校は昭和25年2月に日本大学世田谷高等学校として設立、昭和36年4月に現在の名称に変更され今年で50周年を迎えられました。
 今日までこの学校を育ててこられた教職員の皆様、また同窓会、後援会諸先輩の並々ならぬ御努力に敬意を表したいと思います。
 私事で恐縮ですが、私は昭和24年の生まれですから、私の人生と日本大学櫻丘高校の歴史がほぼ同じであることに感慨深いものを感じます。その学校に娘がお世話になり、私も後援会の会長という大役をおおせつかり微力ながら生徒達の学校生活のお手伝いができましたことは、私自身にとって良い経験になりました。親子共々日本大学櫻丘高校で学ばせていただいたことに感謝しております。
 最近少子化が社会的に問題になっており、かって一人の女性が生涯に生む子供の数が2人以上であったものが、98年には1.38人にまで減少してきているといいます。私たちの時代はベビーブームといわれ、いろいろ悪い面もあったでしょうが人口は若い人が多くしっかりとしたピラミッド型を構成していました。ところが最近はこのピラミッドがくずれ、日本は老人大国になろうとしています。今後も社会の活性化をすすめてゆくためには若い力が不可欠です。日本の中だけでは不充分だとすると、必然的に海外から労働力を求めざるを得ない状況になると思われます。一方交通手段の発達に伴い世界は狭くなったと言われていますが、さらに最近の技術情報の発達によりインターネットの世界では日本の情報も、海外の情報もそれを入手あるいは発信するのに必要なコスト、スピードは差が無くなっており、海外との距離はほぼ無くなったと言えるのではないでしょうか。
 このような環境の変化に伴い、これからは日本の中だけでものを考えていく事は出来なくなると思われます。広く世界と付き合っていくためには、語学が必要なことは申すまでもありませんが、さらには世界の人々の習慣、ものの考え方を学んでおく事が必要だと感じています。
 日本大学櫻丘高校ではすでに5年ほど前からネパールに学校を建設する事を柱としたボランティア活動を展開し、今年は創設50周年に合わせてネパールの方々を日本に招待しさらに文化交流を深めていく計画があるとお聞きしています。このような地道な活動を通じた教育によって生徒たちの国際感覚も養われていくものと確信しております。
 20世紀最後の年である2000年に創設50周年という締めくくりの年を迎え、21世紀の新たな発展に向かってスタートを切っていただきたいと願っております。


日本大学櫻丘高等学校創設50周年記念式典を迎えて

            生徒代表 生徒会長 鑓水 敦司
 本日は、日本大学櫻丘高等学校創設50周年、まことにおめでとうございます。
 私がこの櫻丘高校に入学したのは、1998年4月のことでした。緑に囲まれた、新しい環境のしたでの生活に、期待と不安の入り混じった複雑な気持ちで、校門をくぐったことを、今でも良く覚えております。あれから、はや2年半の歳月が経ちました。私自身、随分長い間本校で過ごしてきたと思っておりますが、本校が、櫻丘高校の前身である、「日本大学世田谷高等学校」として創設されてからの50年という歳月を思う時、私にとっての2年半の時の流れはほんの一瞬のことだったと、今更ながら、時間の重さを実感しております。
 私が櫻丘高校で過ごしたこの2年余りの日々は、本当に色々な事がありました。入学してすぐ行われた校外教育を初め、体育大会や文化祭といった行事を通して、学校の伝統に触れ親しんだことも、勿論良い思い出のひとつです。また、部活動では先生や先輩に身も心も鍛えられ、中学時代までには考えられない程の成長をさせて頂きました。苦楽を共にした、かけがえのない仲間もたくさんできました。最上級生としての立場からの生徒会や委員会活動は、大きな行事を成し遂げるべく心を一つにする仲間との出会いの場となり、そういった仲間と力を合わせて行事を盛り上げ頑張ったことは、一生涯の大切な思い出となりました。そうした出会いや思い出は、他の何にも代え難い、私の宝物になりました。
 そのような宝物に私が出会えましたのも、櫻丘高校の半世紀に亘る歴史の重さが培った、伝統のお陰だと思います。そして、それを受け継ぎ、更に新たなものを創り出して下さいました諸先輩の結晶であることも、忘れてはなりません。私たちが得た宝物は目に見えるものではありませんが、生徒一人一人の心の中に確実に存在し、私たちが生きていく上で、大きな心の支えになるものだと思います。
 将来、櫻丘高校に入学してくる後輩の生徒一人一人にも、こうした一生心に残るような素晴らしい思い出を数多く残してゆける、架け橋にならなければならないと思うと同時に、私たちの行動に責任を感じずにはいられません。
 50周年という節目の、記念すべきこの佳き年に、この式典に参列できましたことを心より光栄に思い、より一層気持ちを引き締めなくてはならないと肝に銘じております。
 最後になりましたが、櫻丘高校の今後の更なる発展を心から願って、私の挨拶にかえさせていただきます。

 

 
 
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