スクールライフSchool life
生徒会活動
自発的・横断的な櫻丘の生徒会活動
生徒会座談会 2019 Discussion meeting
櫻丘の生徒会活動はとても特徴的だそうですが、
どんなところが他の学校と違うのでしょうか?
生徒会というと、全生徒のトップにあって、上からいろいろと指示を出す…といったイメージが一般的かもしれませんが、櫻丘では学級委員会や部活動代表委員会、整備美化委員会、体育大会実行委員会、文化祭実行委員会などの各委員会から代表が集まり「中央委員会」を構成しています。この中央委員会の委員長が生徒会長となるわけで、上下の関係というよりも横につながった各委員会の調整役のようなイメージです。また、一般的な生徒会ではどちらかというと毎年決まったことを決まった時期に機械的にこなしていくことが多いと思いますが、この活動内容の在り方そのものが櫻丘では異なっています。
Sakutter
生徒一人ひとりの意見を直接受け取れるよう企画提案した意見箱「Sakutter」。質問と結果がすぐ見えるように、記入用紙を改良するなど、定期的に使用方法の見直しを行っています。
具体的にどのような活動を行っているのでしょう?
毎年9月に新生徒会が発足し、10月から全校生徒が参加する様々な行事の企画・運営や、前年度の活動・企画についての見直し、次年度に向けた新規提案の検討を行います。
そしてこれらのまとめとして、12月の終業式の後に、先生方も交え2日間かけて企画検討会を行います。各担当がプレゼンテーションを行い、学校・生徒にとって本当に有益な提案かどうかを判断し、より良い内容にまとめ上げていきます。
当然、例年に沿う活動もありますが、こうしたサイクルを経ることで常に新しい企画を提案し、運営しているのが櫻丘の生徒会です。
新入生カレンダー
新入生に早く日大櫻丘高校に慣れてもらうため、生徒会が企画し、毎年制作しています。イラストは生徒が描き、個性的な仕上がりとなっており、見応えのあるものが揃います。
他校との交流も盛んなようですね。
都内の私立高校が地域ごとにグループに分かれて、部活動などで交流している場があります。この東京私立中学高等学校協会という団体内で私たち櫻丘は世田谷区を中心とする第8支部に属し、地域の他校の生徒会と運営上の悩みや新たな試みなどを共有し、互いに知恵を出し合っています。
さらにそのほかに、全国の日本大学付属校26校の生徒会の代表者が、毎年夏休みに軽井沢にある日本大学の施設に集まり、意見交換を行う夏合宿があります。それぞれ異なる環境にある付属校の様々な課題・問題について広く意見を聞くことができたり、ユニークな取り組みを知ることができたりと、大変有意義なイベントとなっています。
私たちの活動は、基本的に企画書作りから始まることが多いのですが、こうした意見交換の体験や、前年の反省点などを反映させながら、企画書に自分たちのアイデアを実現可能な形でまとめ上げていくことで、企画の考え方や企画書作成力がアップしていることを実感しています。
生徒会広報
生徒会活動を全校生徒に知ってもらうため、学校行事の告知・報告、Sakutterの返信、生徒会メンバーの紹介記事などを掲載しています。
受験生に向けてメッセージをお願いします。
生徒会費という定められたコストの中で、生徒や保護者のみなさん、そして学校にとって有益になる企画を提案し、それを実現していくというのは、非常に責任のある活動です。
櫻丘の生徒会は決められたことをただこなすのではなく、本当に様々なことを一から皆で作り上げていきます。当然プレッシャーもありますが、その分力を合わせそれを乗り越えた時に得られる経験値と達成感は、なかなか他校の高校生活では味わえない面白さがあります。
大学生、さらに社会人となった時、こうした経験の一つひとつが、きっと力になるのではないかと感じています。